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【2026年9月7日週】日経平均予想|米CPI・日銀・メジャーSQ、AI半導体株を検証

【2026年9月7日週】日経平均予想|米CPI・日銀・メジャーSQ、AI半導体株を検証

相場予想記事に関するご注意

  • 本記事は、公開時点で確認できる情報をもとにした相場見通しであり、将来の値動きや利益を保証するものではありません。
  • 記事内の見通し、レンジ、シナリオは情報提供を目的としたものであり、特定の売買判断を促すものではありません。
  • 相場環境は急変する場合があります。投資判断は最新情報をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。
2026年9月5日 | 2026年9月5日

2026年9月4日の日経平均株価は、日経平均プロフィル65,020.94円、前日比806.46円高(+1.26%)を記録しました。米雇用統計を控えながらソフトバンクグループやアドバンテストなど指数寄与度の高いAI・半導体関連株が反発し、日経平均を押し上げました。

ただし、日経平均採用225銘柄では上昇86銘柄、下落137銘柄、変わらず2銘柄でした。指数は800円を超えて上昇したものの、市場全体が一様に強かったわけではありません。今週は日本GDP改定値、日銀審議委員発言、米PPI・CPI、メジャーSQが集中するため、指数だけでなく為替・金利・半導体株・銀行株の資金移動を併せて確認したい一週間です。

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今週の日経平均の結論

2026年9月7日週の日経平均は、63,800円~68,000円を広めの想定レンジとし、中心レンジは65,000円~66,800円付近を想定します。

9月4日の米国市場終了後、シカゴ日経225先物の円建て終値は65,830円と、大阪取引所終値比810円高でした。米国株主要3指数は雇用統計を受けて下落した一方、SOX指数は上昇しており、日本株ではAI・半導体関連への買いが週明けも継続するかが最初の焦点になります。

一方、9月7日は米国市場がレーバーデーで休場となります。週前半は米国株から新しい方向感が出にくいうえ、9月8日の国内GDP改定値、10日の増一行日銀審議委員の発言と米PPI、11日の米CPIとメジャーSQが控えます。

そのため今週は、一定方向への上昇・下落を想定するよりも、イベントごとに金利・為替・セクターの主役が切り替わる高ボラティリティのイベント週として見るほうが相場を整理しやすいでしょう。

過去半年の日経平均の価格推移とその要因

過去半年の日経平均は極めて大きな値幅を伴って推移しました。3月23日の終値は51,515.49円まで低下しましたが、その後はAI・半導体関連株への資金流入などを背景に急速に切り返し、6月25日には72,366.34円まで上昇しました。

ただし、70,000円台では米国金利上昇や国内金利上昇、円相場、中東情勢による原油価格の変動が上値を抑える要因となり、その後は60,000円台を中心に大きく上下する状態へ移っています。

現在の日経平均ではアドバンテスト、東京エレクトロン、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループなど値がさ株の指数ウェートが大きく、AI・半導体株の値動きによって日経平均とTOPIXの方向が乖離する場面も増えています。

過去半年の主な変動要因

  • AI・データセンター投資拡大を背景とした半導体関連株への資金流入
  • 米国債利回り上昇・低下による高PERグロース株のバリュエーション変化
  • ドル円の円安・円高による輸出企業の業績期待の変化
  • 日銀の金融政策正常化と国内長期金利の上昇
  • 中東情勢と原油価格上昇によるインフレ懸念
  • 企業業績、設備投資、AI関連投資の継続性

過去1か月の日経平均の流れ

8月の日経平均は60,000円台前半から上昇し、一時69,000円台まで上値を伸ばしました。しかし、月後半から9月初めにかけては世界的な長期金利上昇、米国の金融政策警戒、円高への転換などが重なり、9月3日には64,214.48円まで下落しました。

9月4日は65,020.94円まで反発しましたが、TOPIXは+0.03%にとどまり、日経平均の+1.26%とは大きな差が生じました。これは指数寄与度の高い一部銘柄の影響が大きかったことを示しています。

特にソフトバンクグループ、アドバンテスト、キオクシアホールディングスなどAI・半導体関連が強く、米国市場でも9月4日は主要株価指数が下落する一方で半導体株が相対的に強い動きを見せました。今週もこの流れが維持されるかが、日経平均の65,000円台定着を左右するポイントになります。

今週の注目イベントと日経平均への影響

9月7日(月):米国市場はレーバーデーで休場

9月7日は米国のレーバーデーでNYSEなど米国株式市場が休場します。東京市場は通常通り取引されるため、週明けはシカゴ日経225先物の上昇を織り込む動きが中心となりそうです。

ただし、米国投資家の参加が限定される時間帯では流動性が低下し、先物主導で指数が振れやすくなることがあります。特に週末のCMEが65,830円まで上昇しているため、寄り付き後にその価格差を維持できるかを確認したいところです。

9月8日(火):日本4~6月期GDP・2次速報

内閣府は9月8日8時50分に2026年4~6月期GDPの2次速報を公表します。1次速報では実質GDPが前期比0.3%増となりました。

GDPが上方修正されれば国内景気の底堅さを示す一方、日銀が金融政策正常化を進める余地が大きいとの見方につながる可能性があります。

国内金利上昇は銀行・保険など金融株には収益改善期待を生みやすい一方、円高が進めば自動車・機械など輸出企業には逆風となります。また、金利上昇は不動産や高PER成長株の評価にも影響するため、GDPの強弱だけで日経平均全体の方向を判断しないことが重要です。

9月10日(木):日銀・増一行審議委員の講演

日本銀行は9月10日、増一行(ます・かずゆき)審議委員による福井県金融経済懇談会での挨拶を予定しています。

翌週の9月17~18日には日銀金融政策決定会合が予定されているため、物価、賃金、経済成長、追加利上げに対する考え方が注目されます。

金融政策正常化に積極的と受け止められる発言が出れば、国内金利上昇・円高が進む可能性があります。銀行・保険株には支援材料となる一方、自動車や機械など輸出株、不動産、高PERのグロース株には重しとなる可能性があります。

9月10日(木):米PPI

米労働省は9月10日に8月の生産者物価指数(PPI)を公表します。前月までのインフレ動向に加え、原油や原材料価格の上昇が企業側の価格にどこまで転嫁されているかが注目されます。

PPIが強ければ翌日のCPIへの警戒が強まり、米国債利回りが上昇しやすくなります。米金利上昇はドル高・円安を通じて日本の輸出株を支える場合がありますが、同時に半導体やAIなど高PER株のバリュエーションには逆風です。

つまり今週の日経平均では「米金利上昇=日本株高」と単純化せず、為替メリットとグロース株への金利負担を分けて考える必要があります。

9月11日(金):米CPI

今週最大の海外経済指標が8月米消費者物価指数(CPI)です。市場では総合CPIが前月比0.4%程度、コアCPIが同0.2%程度上昇するとの見方があります。

9月4日に公表された米雇用統計では、非農業部門雇用者数が16.2万人増加し、市場予想を上回りました。失業率は4.1%で横ばいでした。これを受けて9月15~16日のFOMCで利上げが行われるとの見方が再び強まっています。

CPIが上振れすれば米利上げ観測がさらに強まり、米長期金利上昇を通じて世界の高PER株には調整圧力がかかりやすくなります。一方、CPIが弱ければ米金利低下によって半導体株には追い風となる可能性がありますが、ドル安・円高が進めば日本の輸出企業には逆風となります。

9月11日(金):メジャーSQ

9月11日は日経225先物・オプションなどの特別清算指数(SQ)が算出される四半期のメジャーSQです。

日経225先物の9月限はSQ前に取引最終日を迎えるため、SQに向けて保有ポジションを次の限月へ乗り換えるロールオーバーが進みます。その過程では限月間の価格差や海外投資家の先物売買によって短期的な指数需給が振れやすくなります。

また、9月は3月期企業の中間配当の権利確定が集中しやすい月です。先物の理論価格には満期までに見込まれる配当相当額があらかじめ反映されるため、SQで中心限月が交代した後は現物の日経平均と先物との価格差が拡大して見えることがあります。

SQ通過後は新しい中心限月でどの方向に建玉が積み上がるか、さらに9月末に向けた配当権利取りの現物需給がどう変化するかも注目点です。これらが秋相場の方向を単独で決めるわけではありませんが、海外投資家を含む先物需給の変化は、9月後半の相場を読む手掛かりの一つになります。

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現在のテーマ株に影響する材料

テーマ今週の主な材料確認ポイント
AI・半導体米PPI・CPI、米金利、Oracle決算米金利低下なら高PER株を支えやすい一方、インフレ再加速ではバリュエーション調整に注意
銀行・保険日本GDP、日銀審議委員発言国内金利上昇と追加利上げ観測が強まるか
自動車・機械ドル円、日銀金融政策円高が進む場合は輸出企業の利益期待に影響
エネルギー・商社中東情勢、原油価格原油高は資源関連を支える一方、日本全体では輸入コスト上昇要因
日経平均新規採用JX金属、KOKUSAI ELECTRIC、カプコン10月1日の採用に向けた指数連動資金の先回り需給

9月4日の大引け後、日本経済新聞社は日経平均の定期入れ替えを発表しました。10月1日からJX金属、KOKUSAI ELECTRIC、カプコンが新規採用され、コニカミノルタ、ARCHION、カナデビアが除外されます。

実際の指数入れ替えは10月1日ですが、発表後最初の取引日が9月7日となるため、新規採用・除外銘柄では指数連動資金による将来の売買を意識した需給が発生する可能性があります。

また、Oracleは米国時間9月10日の市場終了後に2027年度第1四半期決算を公表する予定です。日本時間では11日朝となるため、AIクラウド、データセンター、半導体製造装置、メモリー関連など日本のAIテーマ株に波及するかも確認したい材料です。

今後7日の日経平均を動かす主な要因

今週の日経平均を整理するうえで特に重要なのは、日本金利、米国金利、ドル円、AI・半導体株の4つです。

日本GDPが上方修正され、日銀・増一行審議委員から金融政策正常化に積極的な発言が出れば、日本の長期金利上昇と円高につながる可能性があります。銀行株には追い風ですが、輸出株には重しとなりやすく、日経平均ではセクター間の方向が分かれます。

米国では強い雇用統計を受け、9月FOMCの利上げ観測が再び強まっています。PPI・CPIが上振れすれば米長期金利がさらに上昇し、AI・半導体など高PER銘柄の利益確定につながる可能性があります。

一方で、9月4日の米国市場では主要株価指数が下落したにもかかわらず半導体株は強く、AI設備投資への期待そのものは維持されています。今週は米金利上昇だけでAIテーマが崩れるのか、それとも業績期待が金利上昇を上回るのかを見極める局面です。

地政学面では米国とイランを巡る緊張や中東地域の供給不安が原油価格を押し上げています。原油高は商社・資源・エネルギー関連には支援材料となる一方、日本企業全体では電力、物流、原材料コスト上昇につながるため、長期化すれば企業利益には逆風となります。

2026年9月7日週の日経平均価格予想

9月4日の終値65,020.94円を基準に、今週は63,800円~68,000円を広めの想定レンジとします。

週明けはシカゴ日経225先物65,830円を背景に65,000円台後半が意識されます。上方向では66,500円付近から67,000円台、さらに68,000円が次の価格帯となります。一方、下方向では64,200円付近、さらに9月3日の安値63,772.80円に近い63,800円前後が重要な水準です。

68,000 67,000 65,500 65,021 63,800 現状 65,020.94円 上昇 66,500〜68,000 停滞 64,800〜66,500 下落 63,800〜65,000

価格上昇シナリオ

上昇シナリオでは、日経平均が66,500円を上回り、67,000円台から68,000円方向を試す展開を想定します。

条件となるのは、米PPI・CPIが市場予想を大きく上回らず、米長期金利の上昇が一服することです。米金利が落ち着けばAI・半導体株への資金流入が継続しやすく、日経平均への寄与度が大きいアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどが指数を押し上げる可能性があります。

Oracle決算でAIクラウドやデータセンター需要の強さが確認された場合も、日本の半導体製造装置、メモリー、光通信、電子部品関連へテーマが広がる可能性があります。

加えて、日銀関係者の発言が市場想定ほどタカ派にならず、急激な円高が回避されれば輸出企業にも安心感が広がります。この場合、66,500円を超えた後に67,000円台を終値ベースで維持できるかが次の焦点になります。

価格停滞シナリオ

停滞シナリオでは64,800円~66,500円程度を中心とした往来を想定します。現時点では、このケースを最も中心的なシナリオとしています。

日本GDPの上方修正や日銀発言によって国内金利が上昇する一方、米PPI・CPIも底堅く、日米双方で金融引き締め観測が残る場合です。

銀行・保険株や資源関連が上昇しても、半導体、不動産、輸出関連などが伸び悩めば、指数全体では方向が出にくくなります。

さらに今週はメジャーSQに向けた先物ロールオーバーが進みます。65,000円、66,000円といった節目を中心に先物主導で上下した場合、日中に大きく変動しても終値ではレンジ内へ戻る展開も考えられます。

価格下落シナリオ

下落シナリオでは65,000円を下回り、64,200円から63,800円付近を試す展開を想定します。

最大のリスクは、米PPI・CPIの上振れによって9月FOMCの利上げ観測が強まり、米長期金利がさらに上昇するケースです。

現在の日経平均はAI・半導体など高PER銘柄の指数寄与度が高いため、米国の半導体・AI株に利益確定が広がると指数への下押し効果も大きくなります。

さらに国内GDPの上方修正と日銀審議委員のタカ派発言が重なって円高が進めば、自動車、機械、電機など外需企業にも重しとなります。

中東情勢の緊張が再び高まり、原油価格が急騰した場合も注意が必要です。63,800円を明確に下回る場合は、8月高値以降の調整がもう一段進んだと市場が認識する可能性があります。

シナリオ別割合

トレンド想定確率想定価格帯主な要因
上昇35%66,500円~68,000円米インフレ鈍化、米金利低下、AI・半導体株上昇、急激な円高回避
停滞40%64,800円~66,500円日米金利の綱引き、SQ前の先物需給、セクターローテーション
下落25%63,800円~65,000円米CPI上振れ、米金利上昇、円高、半導体株調整、原油高

上記の割合は経済指標や市場材料を比較するためのシナリオ整理であり、将来の価格変動を保証するものではありません。

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まとめ

2026年9月7日週の日経平均は、9月4日の終値65,020.94円を起点に、週明けはシカゴ日経225先物65,830円を意識する展開から始まります。

ただし、今週は日本GDP、日銀・増一行審議委員の発言、米PPI、米CPI、Oracle決算、メジャーSQと重要材料が連続します。週初の方向がそのまま週末まで続くとは限らず、イベントごとに相場の評価軸が切り替わりやすい一週間です。

特に重要なのは、米金利上昇が日本株に与える影響が二方向に分かれる点です。米金利上昇はドル高・円安を通じて輸出企業を支える場合がありますが、同時にAI・半導体など高PER株にはバリュエーション面で逆風となります。

反対に米金利低下は半導体株には追い風となりますが、ドル安・円高が進めば輸出株には重しとなります。日経平均だけを見るのではなく、TOPIX、ドル円、米10年債利回り、半導体株、銀行株を横断して確認すると、市場内部の資金移動を把握しやすくなります。

投資スタンス別の考え方

短期トレード(デイトレ・数日保有)

短期では、週明けの先物との価格差、9月8日のGDP、10日のPPIと日銀発言、11日のSQとCPIで市場の方向が変わりやすい点を確認したいところです。日経平均が上昇していてもTOPIXが伸びず、値下がり銘柄が多い場合は、一部の値がさ株による指数上昇の可能性があります。日経平均と半導体株、ドル円、国内外の長期金利を同時に確認することで、指数上昇の中身を判断しやすくなります。

スイング(1週間〜数週間)

スイングでは63,800円~64,200円が下値として維持されるか、66,500円~67,000円を回復できるかが重要な分岐になります。今週の米CPIを通過すると、翌週は9月15~16日のFOMC、17~18日の日銀金融政策決定会合へ市場の焦点が移ります。今週だけで方向を固定せず、日米金融政策を一連のイベントとして確認することが重要です。

中長期目線(数か月以上)

中長期では、AI・半導体投資、企業の設備投資、賃金と物価、日銀の金融政策正常化、米国金利、原油価格といった構造的なテーマが引き続き重要です。短期的な指数変動だけでなく、日本企業の利益成長が金利・円相場・エネルギーコスト上昇を吸収できるかを見る必要があります。特に現在の日経平均は大型AI関連株の影響が大きいため、指数だけでなく業種別の利益動向やTOPIXとの強弱差も確認したいところです。

今週の関連市場予想

参考外部リンク

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