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【2026年7月27日週】日経平均のトレンド予測・予想レンジ|日銀会合・FOMC・半導体決算の注目点

【2026年7月27日週】日経平均のトレンド予測・予想レンジ|日銀会合・FOMC・半導体決算の注目点

相場予想記事に関するご注意

  • 本記事は、公開時点で確認できる情報をもとにした相場見通しであり、将来の値動きや利益を保証するものではありません。
  • 記事内の見通し、レンジ、シナリオは情報提供を目的としたものであり、特定の売買判断を促すものではありません。
  • 相場環境は急変する場合があります。投資判断は最新情報をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。
2026年7月26日 | 2026年7月26日

2026年7月24日の日経平均株価は、前日比1,811.45円安の64,611.15円で取引を終えました。週間では前週末比470.03円高となったものの、週半ばの上昇を週末に大きく打ち消しており、AI・半導体株に対する戻り売りの強さが残っています。7月27日週は、日米の金融政策会合と国内外の主要企業決算が重なるため、指数の振れ幅が再び拡大する可能性があります。終値はYahoo!ファイナンスの日経平均時系列およびReutersで確認しています。

今週の日経平均予想と結論

2026年7月27日週の日経平均は、62,000円~67,500円を広めの想定レンジとします。中心となりやすい価格帯は63,500円~66,000円です。日銀金融政策決定会合、FOMC、米国GDP・PCE価格指数に加え、SCREENホールディングス、アドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアなどの決算が集中します。指数寄与度の高い半導体株が決算後に買い戻されるか、好業績でも材料出尽くしとして売られるかが最大の焦点です。

項目想定
7月24日終値64,611.15円
週間想定レンジ62,000円~67,500円
中心レンジ63,500円~66,000円
上値の目安66,000円、67,000円、67,500円
下値の目安64,000円、63,000円、62,000円
中心テーマ日銀、FOMC、米GDP・PCE、AI・半導体企業の決算
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過去半年の日経平均の推移と上昇後の調整

日経平均は2026年3月31日に年初来安値50,558.91円を記録した後、AI・半導体需要への期待、円安による輸出企業の業績改善観測、海外投資家による日本株への資金流入を背景に急反発しました。6月22日には年初来高値72,831.73円まで上昇し、約3か月で2万円を超える値幅を形成しています。

ただし、上昇速度が速かった分、半導体株を中心に割高感が意識されやすくなりました。AIインフラへの設備投資が拡大しても、その投資額に見合う収益を短期間で回収できるのかという疑問が浮上し、好決算だけでは株価が上がらない局面へ移行しています。

7月24日時点の日経平均は年初来高値から約11%下落しており、すでに調整局面に入っています。一方、3月末からの上昇分をすべて失ったわけではありません。現在は長期上昇の途中にある調整なのか、AI・半導体主導相場の転換点なのかを見極める段階です。

過去1か月の日経平均とAI・半導体株の変化

6月下旬から7月上旬にかけて、日経平均は7万円台を維持する場面がありました。しかし、米国のハイテク株や韓国の半導体株が調整すると、指数寄与度の高い東京エレクトロン、アドバンテスト、ソフトバンクグループなどにも売りが波及しました。

7月17日には64,141.12円まで急落した後、7月21日から23日にかけて66,000円台を回復しました。しかし、24日は米アルファベットの設備投資拡大を受け、AI投資の収益性に対する警戒が再燃しました。アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、キオクシアなどが大幅安となり、日経平均は再び64,000円台へ押し戻されています。

この動きから、現在の市場では「決算が良いか」だけでなく、売上見通し、利益率、設備投資額、受注残高、AI需要の持続性が厳しく確認されていると考えられます。好決算でも市場期待に届かなければ売られやすく、慎重な会社計画でも受注の底堅さが確認されれば買い戻される可能性があります。

7月27日週の注目イベントと日経平均への影響

日程主なイベント注目する市場・テーマ
7月27日日本の企業向けサービス価格指数、米耐久財受注、キヤノンなどの決算国内物価、設備投資、輸出関連株
7月28日FOMC開始、日銀の基調的なインフレ率、SCREEN・キーエンス・大同特殊鋼などの決算半導体製造装置、FA、銀行、金利敏感株
7月29日FOMC結果とFRB議長会見、工作機械受注、アドバンテスト・ソシオネクスト・日立・NECなどの決算半導体、AI、データセンター、FA、電機
7月30日日銀会合1日目、米GDP速報値、米PCE価格指数、東京エレクトロン・みずほFGなどの決算半導体、銀行、不動産、輸出株
7月31日日銀会合結果と植田総裁会見、東京CPI、鉱工業生産、小売売上高、キオクシア・ルネサス・ソニー・三井住友FGなどの決算半導体、電子部品、銀行、内需、消費関連

日銀金融政策決定会合

日銀は7月30日から31日に金融政策決定会合を開催します。政策金利が据え置かれた場合でも、植田総裁が円安、原油高、物価上昇についてどの程度警戒を示すかが重要です。

利上げに前向きな姿勢が強い場合は、円高と国内金利上昇が進みやすくなります。銀行株には利ざや改善期待が生じる一方、輸出株、不動産株、高PERのグロース株には下押し圧力となる可能性があります。

慎重な姿勢が示された場合は、円安が進みやすく、輸出企業の採算には追い風となります。ただし、急激な円安は為替介入への警戒や輸入物価の上昇につながるため、日本株全体にとって単純な好材料とは限りません。

FOMCと米国の金利動向

FOMCは7月28日から29日に開催されます。政策金利の決定だけでなく、FRB議長が原油高とインフレ、景気、今後の政策運営をどのように説明するかが重要です。

金融引き締めへの警戒が強まる場合は、米長期金利が上昇し、米国のハイテク株や半導体株が売られやすくなります。その場合、東京市場でもアドバンテストや東京エレクトロンなどに売りが波及し、日経平均の上値を抑える可能性があります。

政策据え置きと慎重な見通しが示される場合は、米金利低下とハイテク株の買い戻しが起こりやすくなります。ただし、インフレへの警戒が残る限り、金融緩和への転換を急いで織り込む展開には注意が必要です。

米国GDPとPCE価格指数

7月30日には米国の2026年4~6月期GDP速報値と6月の個人所得・個人消費支出、PCE価格指数が発表されます。GDPが強く、PCE価格指数も高い場合は、景気の底堅さよりも金融引き締め長期化が意識される可能性があります。

反対に、GDPと物価が適度に鈍化すれば、金利低下を通じてグロース株を支える材料になります。ただし、景気指標が急激に悪化した場合は、利下げ期待よりも企業業績の減速懸念が優先される可能性があります。

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テーマ株に影響する決算と確認ポイント

AI・半導体関連株

7月28日のSCREENホールディングス、29日のアドバンテストとソシオネクスト、30日の東京エレクトロン、31日のキオクシアとルネサスは、日経平均だけでなく日本の半導体関連株全体の方向を左右しやすい決算です。

売上高や営業利益だけでなく、AI向け需要、先端半導体のテスト需要、メモリー価格、製造装置の受注、会社側の通期見通しに注目が集まります。好決算後も株価が下落する場合は、業績よりも割高感や材料出尽くしが優先されていると判断できます。

データセンター・電力インフラ関連株

日立、NEC、富士電機、富士通、三菱電機などの決算では、データセンター投資、電力設備、生成AI向けシステム需要が焦点になります。AI半導体そのものから、電力供給、冷却設備、ネットワーク、システム構築へ資金が移るかを確認する週となります。

FA・ロボット関連株

キーエンス、ファナック、安川電機などの動向は、中国を含む世界の設備投資需要を映します。工作機械受注や中国製造業PMIとあわせて確認することで、製造業の回復が広がっているのか、AI関連だけに需要が偏っているのかを見分けやすくなります。

銀行株

みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、りそなホールディングスなどの決算は、日銀会合と重なります。国内金利の上昇は銀行の貸出利ざやにプラスとなりやすい一方、国債評価損、与信費用、海外金利の変化も確認が必要です。

防衛関連株

防衛関連株は中東情勢や各国の防衛費拡大を材料に物色される可能性があります。ただし、地政学リスクの高まりは原油価格や海上輸送費を押し上げ、日本企業全体のコスト増につながります。防衛株への個別物色と、日経平均全体への影響を分けて考える必要があります。

今後7日間の日経平均を動かす5つの要因

  1. 半導体企業の決算後の株価反応:好決算でも売られる状態が続くか、割安感から買い戻されるか。
  2. 日銀の政策姿勢:利上げ時期への示唆と、それを受けたドル円・銀行株・輸出株の反応。
  3. FOMCと米長期金利:米ハイテク株のバリュエーションに影響し、日本の値がさ株へ波及するか。
  4. 中東情勢と原油価格:エネルギー、海運、防衛株への個別効果と、日本企業のコスト増加。
  5. ドル円相場:緩やかな円安は輸出企業を支えやすい一方、急激な円安は介入警戒と物価上昇を招く。

日経平均の週間レンジ予想

以下の図では、7月24日終値64,611.15円を基準に、上昇・停滞・下落の3つの価格帯を整理しています。金融政策会合と企業決算が集中するため、通常の週よりも上下の値幅を広めに設定しています。

67,500 66,000 64,611 63,500 62,000 現状 64,611.15円 上昇 65,000~67,500円 停滞 63,500~66,000円 下落 62,000~64,000円 日銀・FOMC・企業決算により、週中から週末にかけて値幅拡大に注意

日経平均の3つのシナリオ

価格上昇シナリオ:65,000円~67,500円

上昇シナリオでは、国内外の半導体企業が市場予想を上回る決算や受注見通しを示し、決算後も株価が維持されることが条件になります。アドバンテストや東京エレクトロンなど指数寄与度の高い銘柄が反発すれば、日経平均は短期間で66,000円台を回復する可能性があります。

FOMCが政策金利を据え置き、金融引き締めを急がない姿勢を示せば、米長期金利の低下とNASDAQ・SOX指数の反発を通じて日本の半導体株を支えます。日銀が急速な利上げを示唆せず、ドル円が輸出企業の採算を支える水準で安定することも上昇要因です。

ただし、67,000円台では7月中旬以降に買った投資家の戻り売りが出やすくなります。高値を付けるだけでなく、半導体株以外の電機、機械、銀行、内需株にも上昇が広がるかが、反発の持続性を判断するポイントです。

価格停滞シナリオ:63,500円~66,000円

停滞シナリオでは、主要企業の決算はおおむね堅調でも、株価に織り込まれた期待を明確に上回れず、半導体株の買い戻しと戻り売りが交錯します。FOMCと日銀も市場予想から大きく外れず、ドル円や金利が一定の範囲で推移する展開です。

この場合、日経平均は64,000円付近で押し目買いが入りやすい一方、66,000円前後では利益確定や戻り売りが増える可能性があります。指数全体は方向感を欠いても、決算内容に応じた個別株物色は活発になりそうです。

AI・半導体から銀行、医薬品、鉄道、通信、食品などへ資金が移るセクターローテーションが進めば、日経平均の上値が重くてもTOPIXが相対的に底堅くなる可能性があります。指数の値動きだけでなく、値上がり銘柄数や業種別騰落も確認したい局面です。

価格下落シナリオ:62,000円~64,000円

下落シナリオでは、半導体企業が慎重な業績見通しを示す、または好決算でも材料出尽くしの売りが続き、AI関連株のバリュエーション調整が加速します。米国の主要ハイテク企業が設備投資負担や利益率の低下を示した場合、日本の半導体製造装置やテスト関連株にも売りが波及する可能性があります。

さらに、FOMCが想定以上に引き締め寄りとなる、日銀が利上げ前倒しを強く示唆する、中東情勢の悪化によって原油価格が再上昇するといった材料が重なると、日経平均は63,000円を割り込む展開が想定されます。

62,000円付近は次の心理的な下値候補ですが、相場が急落する場面では、信用取引の追証回避や機関投資家のリスク縮小による機械的な売りが値幅を拡大させることがあります。安値を付けた直後の反発だけで底打ちと判断せず、出来高や海外市場の落ち着きを確認する必要があります。

シナリオ別の想定確率

トレンド想定確率価格帯主な要因
上昇30%65,000円~67,500円半導体決算後の買い戻し、米金利低下、円相場の安定
停滞40%63,500円~66,000円金融政策が想定内、決算の強弱が混在、セクターローテーション
下落30%62,000円~64,000円AI投資懸念、半導体株の材料出尽くし、原油高、日米金利上昇

※確率は2026年7月26日時点の市場環境をもとにした相対的な目安であり、統計的な保証値ではありません。

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シナリオ別・投資スタンスの考え方

下落シナリオで確認したいこと

指数が63,000円や62,000円へ下落した場合でも、価格だけを理由に反転を決めつけず、SOX指数、NASDAQ、ドル円、原油価格、日経平均VIの落ち着きを確認する考え方があります。半導体株の下落が続く一方で銀行や内需株が維持されるなら、指数調整と全面的なリスクオフを区別できます。

停滞シナリオで確認したいこと

63,500円~66,000円の往来では、指数を一方向に予測するより、決算発表後の個別企業の反応を比較する方法があります。好決算銘柄が翌日以降も上昇を維持できるか、上方修正でも売られるかを見ることで、市場が業績を評価する局面か、割高修正を優先する局面かを判断しやすくなります。

上昇シナリオで確認したいこと

日経平均が66,000円を回復した場合は、半導体株だけによる指数上昇か、機械、電機、銀行、内需などにも買いが広がっているかを確認することが重要です。急反発の初日に値動きを追うのではなく、出来高を伴って高値を維持できるか、海外市場の上昇が継続しているかを観察する考え方があります。

まとめ

2026年7月27日週の日経平均は、62,000円~67,500円を広めの想定レンジとします。最も重要なのは、アドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアなどの決算内容だけでなく、発表後に株価がどのように反応するかです。

日銀とFOMCの結果、米GDP・PCE価格指数、中東情勢と原油価格も重なるため、週後半ほど変動率が高まりやすくなります。AI・半導体株の調整が続く場合でも、銀行、医薬品、鉄道、通信などへの資金移動が相場全体を支えるかを確認する必要があります。

投資スタンス別の考え方

短期トレード(デイトレ・数日保有)

短期では、FOMC、日銀会合、主要企業の決算発表前後に窓開けや急激な方向転換が起こりやすくなります。寄り付き直後の値動きだけで方向を決めず、前日終値、寄り付き後の安値・高値、VWAP、出来高の変化を確認する考え方があります。特に半導体株は指数への寄与度が高いため、個別銘柄の値動きと日経平均先物が連動しているかを分けて確認する必要があります。

スイング(1週間~数週間)

スイングでは、決算発表直後の一時的な反応より、翌営業日以降も株価が決算前の水準を維持できるかが判断材料になります。日経平均が63,000円~66,000円の範囲を形成する場合は、レンジ上限・下限だけでなく、半導体株から銀行や内需株への資金移動も確認したいところです。イベントが集中するため、単一の予測に依存せず、複数のシナリオを用意する方法が考えられます。

中長期目線(数か月以上)

中長期では、1週間の指数変動だけでなく、日本企業の利益成長、設備投資、賃金と物価、日銀の利上げ経路を継続的に確認する必要があります。AI関連投資がデータセンター、電力設備、通信、製造業の自動化へ広がるなら、相場の中心が半導体株だけに限定されない可能性があります。一方、原油高や金利上昇が利益率を圧迫する場合は、業種ごとの収益構造の違いがこれまで以上に重要になります。

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今週の関連市場予想

参考外部リンク