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個人で中古車を輸出する手続き|必要書類・輸出抹消・通関・船積みを解説

個人で中古車を輸出する手続き|必要書類・輸出抹消・通関・船積みを解説
2026年8月7日 | 2026年8月7日

海外バイヤーとの売買契約を締結し、前金の着金を確認したら、中古車の仕入れと船積みの準備へ進みます。

中古車輸出では、車両を港へ持ち込むだけでは船積みできません。車検証上の所有者、車台番号、車両状態を確認したうえで、輸出抹消、輸入国が指定する検査、船便予約、輸出書類の作成、港への搬入、税関への輸出申告を順番に進める必要があります。

本記事は、個人による中古車輸出を3回に分けて解説するシリーズの第2回です。車両を仕入れた後から、輸出許可を受けて船積みが完了するまでの実務を解説します。海外バイヤーの探し方や契約については「個人で中古車を輸出する始め方|海外バイヤーの探し方と契約手順」をご覧ください。

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中古車を仕入れてから船積みするまでの流れ

中古車の仕入れ後は、次の順番で手続きを進めます。

  1. 契約条件に合う中古車を仕入れる
  2. 所有者、車台番号、車両状態を確認する
  3. 車両の写真・動画を撮影して買主へ報告する
  4. 輸入国が求める船積前検査を確認する
  5. RoRo船またはコンテナ船を予約する
  6. 輸出抹消または輸出予定届出を行う
  7. インボイスなどの輸出書類を作成する
  8. 車両を清掃して港・指定ヤードへ搬入する
  9. 税関へ輸出申告を行う
  10. 必要に応じて税関検査を受ける
  11. 輸出許可後に本船へ積み込む
  12. B/Lドラフトと船積み結果を確認する

実務では、出港日より前に港への搬入期限、通関期限、船積前検査の期限が設定されています。出港日から逆算するのではなく、最も早い締切日を基準に予定を組みましょう。

売買契約の条件に合う中古車を仕入れる

中古車オークションで仕入れ候補の車両を確認しているイメージ

車両を仕入れるときは、車名や価格だけでなく、第1記事で合意した注文仕様と一致しているかを確認します。

  • メーカー、車名、グレード、型式
  • 初度登録年月または製造年
  • 車台番号
  • 走行距離
  • 排気量と燃料種別
  • 駆動方式とトランスミッション
  • ボディカラー
  • 修復歴と既知の不具合
  • 装備品、スペアキー、付属品
  • 輸入国の車齢・ハンドル・排ガス規制への適合

中古車オークションから仕入れる場合も、出品票だけで車両状態を確定させないことが重要です。可能な範囲で現車を確認し、警告灯、異音、オイル漏れ、エアコン、電装品、ガラス、タイヤなどを確認します。

車検証の所有者を確認する

車検証では、使用者だけでなく所有者の名義を確認します。ローン会社や販売店に所有権が残っている場合は、所有権解除や譲渡書類が必要になることがあります。

車検証上の所有者と仕入先が異なる場合は、譲渡証明書、委任状、印鑑証明書など、所有権の移転に必要な書類を確認してください。所有権を確認せずに仕入れると、輸出抹消の段階で手続きを進められない可能性があります。

車台番号と車両状態を確認する

中古車輸出では、車検証、仕入書類、インボイス、輸出抹消関係書類に記載する車台番号を一致させる必要があります。

税関では盗難自動車の不正輸出対策として、輸出抹消関係証明書や車台番号などの確認を行っています。数字やアルファベットを1文字でも誤ると、書類訂正や税関検査に時間がかかる可能性があります。

確認項目確認する内容
車台番号車検証、仕入書類、車体の打刻が一致しているか
走行距離メーター表示と検査表の記録が一致しているか
エンジン始動、アイドリング、異音、オイル漏れに問題がないか
駆動系変速、前進、後退、ブレーキに問題がないか
警告灯エンジン、ABS、エアバッグなどが点灯していないか
外装・下回り傷、へこみ、錆、腐食、ガラス割れがないか
内装・付属品汚れ、臭い、破れ、欠品、スペアキーの有無

船積み前の状態を写真と動画で残す

写真を撮影するときは、外装全体だけでなく、車体に打刻された車台番号とシリアル・コーションプレートを、それぞれ文字が読める状態で撮影します。コーションプレートと車体に直接打刻された車台番号は、同じものとは限りません。

  • 車両の前後左右
  • ルーフ、バンパー、ドア、ガラス
  • 車体に打刻された車台番号
  • シリアル・コーションプレート
  • 走行距離と警告灯が分かるメーターパネル
  • エンジンルーム
  • エンジン始動時の音が分かる動画
  • 下回り、タイヤハウス、錆や腐食
  • 内装、トランク、装備品、スペアキー
  • 既存の傷、へこみ、不具合箇所の拡大写真

メーターパネルは、走行距離と警告灯の状態が確認できるように、エンジンを始動した状態または電源を入れた状態で撮影します。既存の傷や不具合は隠さず、買主が承認した記録を残しましょう。

写真と動画の原本は、撮影日が分かる状態で保存します。これらは買主への報告や、現地到着後に損傷を指摘された場合の確認資料になります。ただし、税関検査や輸出抹消関係証明書の代わりになるものではありません。

輸入国が求める船積前検査を確認する

輸入国によっては、日本から出港する前に指定検査機関による検査が必要です。検査内容には、車齢、車台番号、道路走行適合性、安全性、排ガス、放射線、車両状態などが含まれる場合があります。

必要な検査を受けずに船積みすると、現地で通関できない、追加検査や罰金を求められる、港湾保管料が発生する、車両が返送されるといった問題につながります。

船積前検査の有無は、次の情報源で確認します。

  • 輸入国の税関・運輸当局
  • 輸入国が指定する検査機関
  • 現地の通関業者
  • 日本側のフォワーダー
  • ジェトロの国・地域別情報

買主から「検査は不要」と言われた場合も、可能であれば現地通関業者へ確認し、メールなどで記録を残しておきましょう。

車体下部まで清掃してから輸出する

輸出前には、外装、車内、トランクだけでなく、タイヤハウス、車体下部、エンジンルームまで清掃します。

一般車両であっても、泥、土壌、植物残さ、種子、害虫などが付着していると、輸入国の植物検疫規則に基づいて洗浄、消毒、返送などを求められる場合があります。

農地、工事現場、未舗装路で使用されていたSUV、トラック、重機に近い車両は、下回りやタイヤ周辺に泥が残りやすいため、特に注意してください。

また、車内やトランクには、インボイスに記載していない私物、タイヤ、部品、液体類を残さないようにします。車両以外の物品を同時に輸出する場合は、船会社と通関業者へ事前に申告してください。

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RoRo船とコンテナ船の違い

中古車の海上輸送では、主にRoRo船とコンテナ船が利用されます。運賃だけでなく、車両が自走できるか、到着港が対応しているか、車内積載物があるかなどを考慮して選びます。

比較項目RoRo船コンテナ船
積載方法車両を自走させて船内へ積み込む車両をコンテナ内に固定する
車両状態原則として自走可能な状態が必要条件によって不動車も検討できる
固定方法船内の指定位置で固定するコンテナ内でラッシングを行う
同梱物原則として厳しく制限される申告と承認を前提に検討する
主な注意点燃料、バッテリー、自走状態、車高固定、重量、VGM、CY搬入期限

RoRo船とは

RoRoはRoll-on/Roll-offの略で、車両を自走させて船内へ積み込み、到着港でも自走させて降ろす方式です。自動車船の船内は、複数階の駐車場に近い構造になっています。

搬入時には、エンジン始動、前進・後退、ハンドル、ブレーキが正常に作動することを確認します。燃料量、バッテリー、車高、スペアキーの取扱いなどは、船会社やヤードの指示に従ってください。

コンテナ船とは

コンテナ輸送では、車両を20フィートまたは40フィートなどのコンテナへ積み込み、輪止めやラッシング資材で固定します。固定が不十分だと、航海中の揺れにより車両やコンテナが損傷する可能性があります。

バンニングと固定は、車両輸送の経験がある専門業者へ依頼する方が安全です。コンテナ内へ複数台を積む場合は、車両同士の間隔、重量配分、固定強度にも注意が必要です。

コンテナ輸送ではVGMを提出する

実入りの国際海上輸出コンテナでは、貨物、固定資材、梱包材、コンテナ自重を含めたVGM(確定総重量)を船会社などへ伝達する必要があります。

必要なVGM情報と確定者の署名が提出されていない場合、原則としてコンテナを船積みできません。VGMを自社で確定するのか、登録確定事業者へ依頼するのかを、フォワーダーへ確認してください。

詳しくは「VGM(確定総重量)とは何か|海上コンテナの重量申告ルールと確認方法を解説」をご覧ください。

コンテナ輸送ではFOBよりFCAが適する場合がある

コンテナ輸送では、売主が本船へ直接車両を積み込む前に、コンテナターミナルや指定施設で運送人へ引き渡すことがあります。この場合、ICCはFOBではなくFCAを検討するよう案内しています。

実際の引渡場所とインコタームズが合っていないと、事故や損傷が起きたときの危険負担が不明確になります。契約条件については「インコタームズとは|FOB・CIF・DAPの違いを初心者向けに解説」も確認してください。

フォワーダーや船会社へ輸送を予約する

フォワーダーや船会社へ電話で輸送予約をしているイメージ

輸送方法と仕向港が決まったら、船会社またはフォワーダーへ見積りと予約を依頼します。

フォワーダーは、船会社の選定、船腹予約、国内輸送、港湾作業、通関業者との連携などを調整する国際物流の窓口です。ただし、すべてのフォワーダーが中古車やRoRo船を扱っているわけではありません。

予約時に伝える情報

  • メーカー、車名、型式、車台番号
  • 全長、全幅、全高、重量
  • 自走できるか
  • 出港希望港と到着港
  • RoRo船またはコンテナ船
  • 希望出港時期
  • 輸入国の検査証明書の有無
  • 輸出者、買主、現地輸入者の情報

フォワーダーの業務範囲については「フォワーダーとは|初めての貿易で物流会社に依頼できることと選び方」で解説しています。

運賃見積りの有効期限とサーチャージを確認する

海上輸送の見積金額には、基本運賃以外の費用が加算されることがあります。燃料価格、港湾事情、航路、繁忙期などによって、燃料関連費用、繁忙期サーチャージ、混雑費用などが変更される場合があります。

BAFという名称だけでなく、船会社によって異なる名称が使われるため、略称ではなく費用の内容を確認してください。

  • 見積りの有効期限
  • 基本海上運賃に含まれる費用
  • 燃料関連サーチャージの有無
  • 日本側の港湾費用と書類作成費
  • 目的港側で買主が支払う費用
  • 通貨と為替換算の基準
  • 車両1台単位か、容積・重量単位か
  • 出港日変更時に運賃を再計算するか
  • 予約変更・キャンセル費用
  • ヤード保管料や超過費用

CFRやCIFで買主へ価格を提示する場合は、フォワーダーの見積有効期限より長期間、同じ海上運賃を保証しないようにします。「予約確定時の海上運賃とサーチャージに基づき再計算する」などの条件を、見積書や売買契約書へ記載しておくと安全です。

貿易費用の全体像は「貿易でかかる費用一覧|商品代金以外に必要な送料・関税・保険・通関費用」も参考になります。

普通自動車の輸出抹消手続きを行う

陸運局の窓口で中古車の輸出抹消手続きをしているイメージ

日本で登録されている普通自動車を輸出する場合は、運輸支局または自動車検査登録事務所で輸出に関する手続きを行います。

現在の登録状態必要な手続き交付される書類
現在登録中の自動車輸出抹消仮登録輸出抹消仮登録証明書
一時抹消登録済みの自動車輸出予定届出輸出予定届出証明書

これらの手続きは、輸出予定日の6か月前から行えます。証明書には輸出予定日に基づく有効期限があるため、予定船の変更や遅延が発生した場合は有効期限も確認してください。

一般的に確認する書類

  • 自動車検査証または登録識別情報等通知書
  • 所有者の印鑑証明書
  • 所有者の実印または委任状
  • ナンバープレート
  • 輸出予定日
  • 所定の申請書
  • 住所・氏名の変更履歴を証明する書類
  • 所有者変更がある場合の譲渡証明書など

必要書類は、登録状態、名義変更、住所変更、代理申請などによって異なります。事前に管轄する運輸支局へ確認してください。

軽自動車は軽自動車検査協会で手続きする

軽自動車の輸出手続きは、普通自動車を扱う運輸支局ではなく、軽自動車検査協会で行います。

現在使用中の軽自動車を輸出する場合は、ナンバープレートや輸出予定届出証明書交付申請書などを準備します。代理人が申請する場合は、申請依頼書も必要です。

一時使用中止済みの軽自動車と、使用中止と輸出手続きを同時に行う軽自動車では必要書類が異なるため、軽自動車検査協会の手続き案内で確認しましょう。

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中古車輸出に必要な書類を作成する

税関への輸出申告や船会社への手配では、車両と取引条件を確認できる書類を準備します。

書類主な役割
Commercial Invoice売主、買主、車両、価格、通貨、取引条件を示す
Packing List車両の数量、重量、寸法などを示す
輸出抹消関係証明書日本で輸出用の登録手続きを行ったことを示す
売買契約書車両、価格、決済、引渡条件を示す
Shipping InstructionB/Lに記載する荷送人、荷受人、港名などを指示する
船積前検査証明書輸入国が検査を要求する場合に使用する
通関委任状通関業者へ代理申告を依頼する場合に使用する

インボイスへ記載する主な車両情報

  • メーカー、車名、型式
  • 車台番号
  • 初度登録年または製造年
  • 排気量と燃料種別
  • 走行距離
  • 数量
  • 車両価格と通貨
  • インコタームズ
  • 出港港と到着港
  • 売主と買主の情報

車台番号、車名、数量、価格などは、売買契約書、インボイス、パッキングリスト、S/I、輸出抹消関係証明書で一致させます。

書類のひな型は「【テンプレート】INVOICE・PACKING LIST(商業送り状・梱包明細書)」、各書類の役割は「貿易で必要な書類一覧|インボイス・パッキングリスト・B/L・AWBの役割」をご覧ください。

車両を港または指定ヤードへ搬入する

船会社やフォワーダーから、搬入先、受付時間、搬入期限、必要書類、燃料条件などの指示を受けます。

輸出抹消後は、通常のナンバープレートで公道を走行できません。手続きと搬入の順番を確認し、必要に応じて積載車や陸送業者を手配してください。

  • 船名、航海番号、予約番号
  • 搬入先の住所と受付時間
  • 車両搬入の締切日
  • 輸出申告の締切
  • 必要な搬入票・検査証明書
  • 燃料量、バッテリー、スペアキーの条件
  • 車内積載物の制限
  • 車高、車幅、重量の申告内容

コンテナ輸送では、バンニング、VGM提出、CY搬入にもそれぞれ締切があります。詳しくは「CY搬入とは何か|船積み前に何が起きるかを初心者向けに解説」と「CYカットとは何か|締切に遅れるとどうなる?」をご覧ください。

税関へ中古車の輸出申告を行う

貨物を輸出する場合は、税関へ輸出申告を行い、必要な審査・検査を受けて輸出許可を取得します。

輸出者本人が申告することも制度上は可能ですが、初めて中古車を輸出する場合は、中古車の取扱経験がある通関業者へ依頼する方が進めやすいでしょう。

通関業者へ渡す主な書類

  • Commercial Invoice
  • Packing List
  • 輸出抹消仮登録証明書または輸出予定届出証明書
  • 売買契約書
  • 船の予約情報
  • 輸出者と買主の情報
  • 通関委任状
  • 必要に応じた検査証明書・許可書

輸出申告は車両を保税地域へ搬入する前でも行えますが、輸出許可は原則として車両が保税地域へ搬入された後に行われます。

税関が必要と判断した場合は、車台番号、車両状態、コンテナ内の積載物などの検査を受けます。申告していない部品や荷物が車内にあると、確認や書類修正に時間がかかる可能性があります。

輸出通関の基本は「初めての輸出手続き|必要書類・通関・出荷までの流れを初心者向けに解説」も参考になります。

輸出許可後に本船へ積み込む

税関の輸出許可を受け、船会社の搬入条件を満たした車両は、予定された船へ積み込まれます。

RoRo船では車両を自走させて船内へ移動し、所定位置で固定します。コンテナ船では、車両を固定したコンテナがCYへ搬入され、コンテナ単位で本船へ積載されます。

ただし、輸出許可が出たことと、実際に予定船へ積載されたことは同じではありません。船の遅延、抜港、積み残しなどが発生する可能性があるため、フォワーダーから船積み完了の連絡を受けて確認します。

船積み後はB/Lドラフトを確認する

船積み後は、Shipping Instructionを基にB/Lドラフトが作成されます。正式発行前に、次の項目を確認します。

  • Shipper
  • Consignee
  • Notify Party
  • Port of Loading
  • Port of Discharge
  • 車名、車台番号、数量
  • 運賃条件
  • 船名と航海番号

車台番号や荷受人情報を誤ると、現地で輸入通関や車両引取りができない場合があります。ドラフト承認後の訂正には費用が発生することもあるため、買主と情報を照合してから承認してください。

S/Iについては「S/I(Shipping Instruction)とは?」、B/L確認については「B/L draft確認で必ず見る5項目」をご覧ください。

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中古車輸出で起こりやすい失敗

所有権を確認せずに仕入れる

車検証上の所有者がローン会社や販売店のままだと、輸出抹消を進められないことがあります。仕入れ前に所有権と譲渡書類を確認しましょう。

車台番号を転記するときに間違える

数字の0と英字のOなど、見分けにくい文字があります。書類を手入力した後は、別の担当者または時間を置いて再確認してください。

必要な船積前検査を受けない

輸入国の指定検査を受けずに出港すると、到着後に通関できない可能性があります。買主の説明だけでなく、現地通関業者や当局情報を確認します。

運賃の有効期限を確認しない

買主へ提示したCFR・CIF価格と、予約時の船会社運賃が異なり、差額を売主が負担することがあります。見積期限とサーチャージの再計算条件を契約書へ記載します。

搬入期限に間に合わない

輸出抹消、検査、陸送、通関のいずれかが遅れると、予定船へ積載できません。出港日ではなく、港への搬入締切を基準に予定を作ります。

車内に申告していない物品を残す

タイヤ、スペアパーツ、工具、私物などを無申告で積載すると、税関や船会社から確認を求められます。車両以外の貨物は必ず事前に申告します。

船積み前の最終チェックリスト

  • 車検証上の所有者と譲渡書類を確認した
  • 車体とすべての書類の車台番号が一致している
  • 車両状態を写真・動画で保存した
  • 買主から車両状態の承認を得た
  • 輸入国の船積前検査を確認した
  • 車体下部を含めて清掃した
  • 船会社・フォワーダーから予約回答を得た
  • 運賃の有効期限とサーチャージを確認した
  • 輸出抹消または輸出予定届出を完了した
  • インボイスとパッキングリストを作成した
  • 搬入、通関、VGMの締切を確認した
  • 車内に申告していない物品が残っていない
  • 税関の輸出許可を確認した
  • 実際の船積み完了を確認した
  • B/Lドラフトの記載内容を確認した

まとめ|車両・書類・締切を一致させて船積みする

中古車を仕入れた後は、車両の状態だけでなく、所有権、車台番号、輸入国の検査、船会社の搬入条件を確認します。車両に問題がなくても、輸出抹消や検査、通関書類が整っていなければ輸出できません。

登録中の普通自動車は輸出抹消仮登録、一時抹消済みの普通自動車は輸出予定届出を行います。軽自動車は軽自動車検査協会で手続きし、交付された証明書を税関への輸出申告で使用します。

RoRo船とコンテナ船では、搬入条件や船積み方法が異なります。コンテナ船ではVGM、バンニング、CYカットなどの期限も確認しなければなりません。出港日だけを見るのではなく、検査、輸出抹消、陸送、通関、搬入の各締切を逆算して進めましょう。

第3記事では、船積み後のB/L受領、残金回収、書類送付、現地輸入通関、車両の引取り、納車、クレーム対応までを解説します。

参考外部リンク

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