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【2026年8月3日週】金価格予想|米雇用統計と実質金利を警戒

【2026年8月3日週】金価格予想|米雇用統計と実質金利を警戒

相場予想記事に関するご注意

  • 本記事は、公開時点で確認できる情報をもとにした相場見通しであり、将来の値動きや利益を保証するものではありません。
  • 記事内の見通し、レンジ、シナリオは情報提供を目的としたものであり、特定の売買判断を促すものではありません。
  • 相場環境は急変する場合があります。投資判断は最新情報をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。
2026年8月2日 | 2026年8月2日

本記事は、金市場の動向に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品や売買時期を推奨するものではありません。記事内の予想レンジやシナリオは将来の価格を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任で行ってください。

日本時間2026年8月1日に確認できる週末のXAUUSDは、Investing.comの7月31日の日足で4,042.67ドルを記録しました。始値は4,104.80ドル、高値は4,116.30ドル、安値は4,020.82ドルとなり、前日比では1.48%下落しています。

先週の金価格は、FOMC後に一時4,100ドルを回復したものの、米国の金利が高止まりするとの見方や米国債利回りの上昇を受け、週末には4,040ドル前後まで押し戻されました。7月全体では下落基調に歯止めがかかりましたが、4,100ドルを明確に維持できず、上値の重さも確認されています。

今週は米ISM製造業・非製造業景況指数、JOLTS求人件数、新規失業保険申請件数、米雇用統計が予定されています。金価格は指標の強弱そのものよりも、指標を受けて米実質金利とドル指数がどの方向へ動くかに反応しやすい一週間です。

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2026年8月3日週のXAUUSD予想

今週のXAUUSDは、3,950ドルから4,180ドルを主な想定レンジとします。中心レンジは4,000ドルから4,110ドルです。

4,000ドル前後では、中央銀行需要、金ETFへの資金流入、地政学リスクを意識した買いが入りやすい一方、4,100ドルから4,120ドルでは米金利の高止まりや利益確定売りが上値を抑える可能性があります。

米雇用統計やISM景況指数が弱く、米国債利回りとドル指数が同時に低下すれば、金価格は4,100ドル台を回復しやすくなります。反対に、雇用と賃金が強く、FRBによる高金利政策の長期化が意識されれば、4,000ドルを割り込む可能性があります。

項目予想・確認内容
8月1日時点の週末終値4,042.67ドル
今週の想定レンジ3,950~4,180ドル
中心レンジ4,000~4,110ドル
上値の目安4,120~4,180ドル
下値の目安3,950~4,000ドル
重要材料米雇用統計、ISM、JOLTS、米実質金利、ドル指数、地政学リスク

過去半年のXAUUSDの流れとその要因

過去半年の金価格は、2026年1月に過去最高値圏まで上昇した後、大幅な価格調整が進みました。急騰後の利益確定売りに加え、米国のインフレが政策目標を上回り、FRBによる早期利下げへの期待が後退したことが金価格の重しとなりました。

利息を生まない金は、米国債の実質利回りが上昇すると相対的な魅力が低下しやすくなります。米経済が底堅く、FRBが高金利を維持するとの見方が強まった局面では、金価格が下落しやすくなりました。

一方、中央銀行による準備資産の分散、金ETFへの資金流入、中東情勢をはじめとする地政学リスクは、金価格の構造的な支援材料です。世界金評議会によると、2026年上半期の世界の金ETFは資金流入基調を維持しています。

中央銀行の金需要も、短期的な価格変動とは異なる長期的な支援要因です。外貨準備に占める米ドルや国債への依存を抑え、信用リスクを伴わない準備資産として金を保有する動きが続いています。

したがって、現在の金市場は、米実質金利の上昇による下押し圧力と、ETF・中央銀行・地政学需要による下値支援がぶつかる構造にあります。

過去半年の主な変動要因

  • 過去最高値更新後の利益確定とポジション調整
  • FOMCの政策金利と米国の利下げ時期を巡る思惑
  • 米国債の名目金利と実質金利の上昇
  • ドル指数の変動
  • 世界の金ETFへの資金流入
  • 中央銀行による準備資産の分散
  • 中東情勢などの地政学リスク

過去1か月のXAUUSDの流れと要因

過去1か月の金価格は、おおむね4,000ドルから4,120ドルを中心に推移しました。7月29日と30日にはFOMCを受けて買い戻され、一時4,120ドル前後まで上昇しましたが、7月31日には4,042.67ドルまで反落しています。

7月29日のFOMCでは政策金利が3.50~3.75%に据え置かれましたが、3名の委員が0.25%の利上げを支持しました。この採決結果は、FRB内部にインフレ再加速への警戒が残っていることを示しています。

早期利下げを期待していた市場にとって、利上げを支持する委員が複数いたことは金価格の上値を抑える要因です。米国債利回りが上昇し、ドルが買われると、ドル建て金価格には二重の下押し圧力がかかります。

ただし、4,000ドル前後では押し目を拾う動きも確認されています。金価格は7月に、それまで続いていた月間下落に歯止めをかけており、全面的な下落相場ではなく、4,000ドルを中心とした方向感を探る局面に入っています。

過去1か月の主な変動要因

  • 4,000ドル前後での買いと4,100ドル前後での売り
  • FOMCによる政策金利の据え置き
  • FOMCで3名が利上げを支持したこと
  • 米国債利回りとドル指数の上昇
  • 中東情勢とエネルギー価格の変動
  • ETF需要と中央銀行需要への期待
  • 過去最高値からの調整後における値固め
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金価格を見るうえで重要な米実質金利とは

金価格を分析するときは、米10年債利回りだけでなく、インフレ率を差し引いた米実質金利を確認する必要があります。実質金利が上昇すると、利息を生まない金を保有する機会費用が高まり、金価格には下押し圧力がかかりやすくなります。

反対に、名目金利が変わらなくても、インフレ期待が上昇して実質金利が低下すれば、金価格の支援材料になる場合があります。このため、「米国債利回りが上昇したから金が必ず下落する」と単純に判断することはできません。

今週は米雇用統計やISMの価格指数を受けて、名目金利と期待インフレ率が同時に変動する可能性があります。米10年債利回り、米10年実質金利、ドル指数を並べて確認すると、金価格を動かしている主な要因を切り分けやすくなります。

金価格と複数市場の基本的な関係

市場の動き金価格への一般的な影響確認点
米実質金利が上昇下押し要因になりやすい利息を生まない金の機会費用が増える
米実質金利が低下支援材料になりやすい金の相対的な魅力が高まる
ドル指数が上昇下押し要因になりやすい他通貨から見た金価格が割高になる
ドル指数が低下支援材料になりやすいドル建て金価格が買われやすくなる
株価が急落当初は上下両方あり得る安全資産買いと換金売りのどちらが強いか
地政学リスクが上昇支援材料になりやすい安全資産需要と原油・金利への影響

ETFと中央銀行需要が金価格を支える構造

金ETFへの資金流入は、機関投資家や個人投資家による金需要を確認する材料です。価格が上昇していてもETF保有量が減少している場合は、先物中心の短期的な上昇である可能性があります。

反対に、価格が横ばいでもETF保有量が増えていれば、中長期資金が金市場へ流入している可能性があります。金価格とETF保有量を併せて見ることで、価格上昇の持続性を判断しやすくなります。

中央銀行需要は、日々の価格変動よりも長期的な下値を支える要因です。中央銀行は短期売買ではなく、外貨準備の分散、地政学リスクへの備え、信用リスクの低減を目的として金を保有します。

ただし、中央銀行需要が強いからといって、短期的な価格下落がなくなるわけではありません。米実質金利の急上昇や証拠金不足による換金売りが発生すれば、中央銀行需要が続いていても金価格は下落する可能性があります。

今週の注目イベントとXAUUSDへの影響

8月3日:米ISM製造業景況指数

米ISM製造業景況指数では、総合指数、新規受注、雇用、仕入れ価格が注目されます。総合指数と価格指数が市場予想を上回れば、景気の底堅さとインフレ圧力が意識され、米金利上昇を通じて金価格の重しになる可能性があります。

反対に、景況指数と新規受注が弱く、価格指数も低下した場合は、米景気減速と利下げ観測から米実質金利が低下し、金価格の支援材料になります。

8月4日:米JOLTS求人件数

JOLTS求人件数は、米企業の労働需要を確認する指標です。求人件数が高水準を維持すれば、労働市場の底堅さからFRBが高金利政策を続けやすくなり、金価格には下押し圧力がかかる可能性があります。

求人件数の減少に加え、自発的離職者数が低迷し、解雇者数が増えていれば、労働市場の減速がより明確になります。この場合は米利下げ観測が強まり、金価格が買われやすくなります。

8月5日:米ISM非製造業景況指数

米国経済はサービス業の比重が大きいため、ISM非製造業景況指数は景気とインフレの両面で重要です。特に価格指数が上昇した場合は、サービス価格の粘着性が意識されます。

景況指数と価格指数がともに強ければ、米実質金利が上昇し、金価格が4,000ドル方向へ押し戻される可能性があります。景況指数が弱く、価格指数も低下すれば、4,100ドル回復を試す材料になります。

8月6日:米新規失業保険申請件数

米新規失業保険申請件数は、労働市場の変化を毎週確認できる指標です。単週の数値だけでなく、4週移動平均と継続受給者数も確認します。

申請件数と継続受給者数が増加すれば、失業者が次の仕事を見つけにくくなっている可能性があります。米雇用統計の前日に発表されるため、市場予想から大きく外れた場合は金価格の値幅が拡大する可能性があります。

8月7日:米雇用統計

今週最大の材料は、8月7日に発表される2026年7月分の米雇用統計です。非農業部門雇用者数、失業率、平均時給、労働参加率、過去分の改定値が注目されます。

雇用者数と平均時給が強い場合は、FRBによる高金利政策の長期化が意識され、米実質金利とドル指数が上昇しやすくなります。この場合、金価格には下押し圧力がかかります。

雇用者数が弱く、失業率が上昇した場合は、米景気減速と利下げ観測から金価格が上昇しやすくなります。ただし、雇用悪化によって株式市場が急落した場合は、証拠金確保や損失補填を目的とした金の換金売りが一時的に発生する可能性があります。

今後7日のXAUUSDを動かす主な要因

  • 4,000ドル前後の支持を維持できるか
  • 4,100~4,120ドルの上値抵抗を突破できるか
  • 米ISM製造業・非製造業景況指数
  • 米JOLTS求人件数
  • 8月7日の米雇用統計
  • 米10年債利回りと米10年実質金利
  • ドル指数の方向
  • 金ETFへの資金流入と保有量
  • 中央銀行による準備資産の分散
  • 中東情勢、原油価格、株式市場の変動

XAUUSDの価格予想

今週のXAUUSDは、3,950ドルから4,180ドルを想定レンジとします。中心レンジは4,000ドルから4,110ドルです。

米経済指標が弱く、米実質金利とドル指数が低下すれば、4,120ドルを突破して4,180ドル方向へ上昇する可能性があります。一方、米雇用と賃金が強く、米金利が上昇すれば、4,000ドルを割り込み、3,950ドル前後まで下落する可能性があります。

4,000ドルを一時的に割り込むだけでなく、終値ベースで回復できない場合は、売り圧力が強まっている可能性があります。反対に、4,020ドル前後で下げ止まり、4,100ドルを回復すれば、短期的な反発が継続していると判断しやすくなります。

4,180 4,110 4,043 4,000 3,950 現状約4,043ドル 上昇 4,110~4,180ドル 停滞 4,000~4,110ドル 下落 3,950~4,000ドル 米実質金利・ドル指数・雇用統計によって値幅が拡大する可能性があります

価格上昇シナリオ

上昇シナリオでは、金価格が4,110ドルから4,180ドルへ向かう展開を想定します。米ISM景況指数、JOLTS、米雇用統計が市場予想を下回り、米景気と労働市場の減速が意識される場合です。

雇用者数の伸びが鈍化し、失業率が上昇する一方、平均時給も落ち着けば、FRBによる利下げ期待が強まりやすくなります。米実質金利とドル指数が同時に低下すれば、金価格には強い支援材料となります。

中東情勢の緊張や株式市場の不安定化によって安全資産需要が強まる場合も、金価格の上昇要因です。ETFへの資金流入を伴って4,120ドルを終値ベースで上回れば、4,180ドル方向を試す可能性があります。

価格停滞シナリオ

停滞シナリオでは、4,000ドルから4,110ドルを中心とした値動きを想定します。米経済指標が強弱入り交じり、米金利上昇が金価格の重しとなる一方、中央銀行需要や地政学リスクが下値を支えるケースです。

4,000ドル前後では押し目を拾う動きが入り、4,100ドルを超えると利益確定売りが出ることで、方向感を欠く可能性があります。この場合は、価格だけでなく、米実質金利とETF保有量を確認します。

金価格が横ばいでもETF保有量が増えている場合は、中長期的な買い需要が残っている可能性があります。反対に、価格が上昇していてもETF保有量が減少している場合は、短期筋による買い戻しが中心である可能性があります。

価格下落シナリオ

下落シナリオでは、金価格が3,950ドルから4,000ドルへ下落する展開を想定します。米ISM景況指数や雇用統計が強く、米国の高金利政策が長期化するとの見方が広がる場合です。

平均時給やISM価格指数が上昇すれば、インフレ再加速への警戒から米実質金利が上昇する可能性があります。ドル指数の上昇も重なれば、ドル建て金価格には下押し圧力がかかります。

また、株式市場が急落した初期段階では、安全資産として金が買われるとは限りません。証拠金維持や損失補填のために現金需要が高まり、金も換金売りの対象になる場合があります。

4,000ドルを割り込んだ後、4,020ドル前後を回復できない状態が続けば、3,950ドル方向への下落が意識されやすくなります。

シナリオ別割合

シナリオ想定確率価格帯主な条件
上昇30%4,110~4,180ドル米指標悪化、実質金利低下、ドル安、安全資産需要
停滞45%4,000~4,110ドル米指標が強弱混在、中央銀行需要が下値を支える
下落25%3,950~4,000ドル米雇用上振れ、実質金利上昇、ドル高、換金売り
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まとめ|金価格だけでなく米実質金利を同時に確認する

日本時間2026年8月1日に確認できるXAUUSDの週末終値は、Investing.comの7月31日の日足で4,042.67ドルでした。今週は3,950ドルから4,180ドルを想定レンジとし、中心レンジは4,000ドルから4,110ドルとします。

金価格は4,000ドル前後で下値を支えられている一方、4,100ドルを超えると米金利の高止まりや利益確定売りが意識されやすくなっています。

今週は米ISM景況指数、JOLTS求人件数、新規失業保険申請件数、米雇用統計が予定されています。指標の数値だけで判断せず、発表後に米実質金利とドル指数がどの方向へ動いたかを確認することが重要です。

投資スタンス別の考え方

短期トレード(デイトレ・数日保有)

短期では、米経済指標の発表直後に金価格、米10年債利回り、米10年実質金利、ドル指数を同じ画面で確認します。金が下落し、米実質金利とドル指数が同時に上昇していれば、金利とドルによる下落と判断しやすくなります。

一方、米金利が低下しているにもかかわらず金価格が下落している場合は、利益確定や証拠金確保を目的とした換金売りなど、別の需給が発生している可能性があります。

指標発表直後の値動きを追いかけず、5分足や15分足で最初の高値と安値が形成されるまで観察する方法があります。4,000ドルや4,100ドルなどの節目では、一時的な突破ではなく、終値でその水準を維持できるかを確認します。

スイング(1週間~数週間)

スイングでは、4,000ドル前後の下値支持と4,100~4,120ドルの上値抵抗を確認します。1日の値動きだけでなく、3~5営業日の終値、高値、安値、値幅を並べて比較します。

4,000ドル付近への下落時に値幅が縮小し、反発時に出来高や値幅が拡大する場合は、買い需要が残っている可能性があります。反対に、反発時の値幅が小さく、下落時だけ値幅が拡大する場合は、戻り売りが優勢である可能性があります。

金ETFの保有量も確認し、価格上昇にETFへの資金流入が伴っているかを比較します。価格とETF保有量が同時に増えていれば、中期的な上昇の持続性を判断する材料になります。

中長期目線(数か月以上)

中長期では、週間の経済指標だけでなく、FRBの政策金利、米実質金利、世界の金ETF保有量、中央銀行による金購入を継続的に確認します。

中央銀行需要や準備資産の分散は金価格を構造的に支える要因ですが、短期的な高値づかみを防ぐものではありません。過去最高値からの下落率や価格変動幅を確認し、資産全体に占める金の割合が過度に高くならないように考える必要があります。

また、ドル建て金価格が横ばいでも、ドル円が上昇すれば円建て金価格は上昇する場合があります。日本の投資家はXAUUSDだけでなく、ドル円と円建て金価格を分けて確認することが重要です。

今週の関連市場予想

参考外部リンク

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