HSコード第19部とは|武器・弾薬(第93類)並びにその部分品・付属品の分類と実務判断

HSコード第19部とは|武器・弾薬(第93類)並びにその部分品・付属品の分類と実務判断

HSコード第19部とは|武器・弾薬の分類体系

HSコード第19部は、武器、弾薬およびその部分品を対象とする部です。他の部と決定的に異なる点は、分類が安全保障・輸出入規制・国内法と強く結びついている点にあります。

本部では、素材や精度ではなく、

・攻撃・殺傷・制圧を目的としているか
・発射・投射機構を持つか
・武器として設計されているか

といった 武器性そのもの が分類判断の中核となります。

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第19部に含まれる類一覧(第93類)

第19部は、単一の類で構成されています。

概要
第93類武器、弾薬およびその部分品

第93類の分類思想|武器性・殺傷性の有無が最優先

第93類に該当するかどうかは、人・物に対する攻撃または殺傷を本質的機能としているかで判断されます。重要なのは次の点です。

・実際に使用できる構造か
・弾薬または発射機構を前提としているか
・展示・儀式用であっても構造上の武器性があるか

見た目や用途説明だけでは判断できず、構造・機能・設計思想が決定要因になります。

第93類の主な構成

銃砲類

・拳銃
・小銃
・散弾銃
・自動火器

民生用・スポーツ用であっても、銃としての機能を持てば対象となります。

弾薬およびその部分品

・実包
・弾頭
・薬莢

完成弾だけでなく、構成部品単体も含まれます。

近接武器・その他武器

・剣
・短剣
・銃剣
・槍

装飾用・儀式用であっても、実使用可能な構造であれば分類対象となる場合があります。

第93類の代表的な6桁コード例

HSコード内容
9301.10軍用火器
9302.00回転式拳銃
9303.30小銃
9306.30弾薬
9307.00剣、銃剣、槍など

用途・武器性 判断フロー

攻撃・殺傷を目的としているか 発射・投射・打撃機構を持つか YES → 第93類(武器・弾薬) NO → 他部(第16部・第18部等)検討

実務で多い誤分類Q&A(第19部)

模型銃・レプリカは第93類ですか

発射機構を持たず、実弾・弾体を使用できない場合は、第93類に該当しない可能性があります。
構造確認が必須です。

エアガン・空気銃はどうなりますか

威力・構造・用途により判断が分かれます。殺傷性が認められる場合、第93類に分類されることがあります。

展示用・儀式用の剣は安全ですか

実際に使用可能な構造であれば、第93類となる可能性があります。装飾目的であっても注意が必要です。

弾薬の部品単体でも第93類ですか

はい。弾頭、薬莢なども第93類に含まれます。

第18部〜第19部の境界の考え方

・測定・医療・観測用途 → 第18部
・攻撃・殺傷・制圧用途 → 第19部

同じ精密構造であっても、用途が決定的な分かれ目となります。

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第19部の実務上の注意点

・HS分類と同時に輸出入規制の確認が必須
・許可・承認が必要なケースが多い
・誤分類は重大な法令違反につながる

分類作業は、必ず仕様書・用途説明・関連法令とセットで行う必要があります。

まとめ|HSコード第19部 完成整理

HSコード第19部は、武器性・殺傷性・専用設計を軸に分類される、最も慎重な判断が求められる部です。分類の核心は、

・武器として設計されているか
・攻撃・殺傷能力を持つか
・専用部品か

を論理的に説明できるかにあります。

参考外部リンク(HSコード第19部)

税関|実行関税率表(第93類)
https://www.customs.go.jp/tariff/index.htm

税関|品目分類の考え方(武器・弾薬)
https://www.customs.go.jp/tariff/kaisetsu/index.htm

世界税関機構(WCO)|HS解説書(Explanatory Notes)
https://www.wcoomd.org/en/topics/nomenclature/instrument-and-tools/hs-nomenclature-2022-edition.aspx

経済産業省|安全保障貿易管理(武器関連)
https://www.meti.go.jp/policy/anpo/

JETRO|武器・軍需関連品の貿易制度情報
https://www.jetro.go.jp/world/

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2026年1月8日 | 2026年1月12日