年末年始をまたぐ外国為替市場の動向|2024-2025年の特徴と2026年初の展望

年末年始をまたぐ外国為替市場の動向|2024-2025年の特徴と2026年初の展望

1. 2024-2025年の時の特徴(外国為替市場)

2024年から2025年にかけての外国為替市場は、金融政策を軸としたテーマが長期化した点が大きな特徴です。米国では高金利政策の継続が意識され、日本では金融政策の正常化が進みつつも、そのスピードは緩やかなものにとどまりました。

この結果、主要通貨ペアでは急激なトレンド転換よりも、高値圏や安値圏での上下動を繰り返す相場展開が目立ちました。また、地政学リスクや政治イベントが断続的に意識され、リスク回避とリスク選好が短期間で入れ替わる局面も多く見られました。

市場全体としては、方向感が出そうで出ない、神経質な相場環境が続いた一年だったといえます。

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2. 2025年12月の相場の状況

2025年12月の外国為替市場は、年末特有の流動性低下が顕著になる時期です。欧米の金融機関ではクリスマス休暇を前にポジション整理が進み、実需よりも短期的な需給に左右されやすくなります。

この時期は、新たな経済材料が出にくく、既存テーマの延長線上での値動きが中心となります。一方で、参加者が少ない分、突発的なニュースや大口注文によってレートが大きく振れる場面も想定されます。

方向感よりも、値動きの荒さが目立ちやすいのが2025年12月の相場環境です。

3. 前年(2024年末)と2025年末の比較

2024年末は、金融政策の転換点を探る動きが強く、市場心理が不安定でした。経済指標一つで相場が大きく反応する場面も多く、ボラティリティが高まりやすい環境でした。

一方、2025年末は、金融政策の方向性がある程度市場に織り込まれている可能性が高く、2024年末ほどの不透明感は薄れています。その分、相場は落ち着きやすいものの、新たなテーマを探す段階に入っているともいえます。

この違いから、2025年末の為替市場は、急変よりも調整を繰り返す相場になりやすいと考えられます。

4. 2025/12/27~2026/1/5の市場の動きを予想(外国為替)

年末年始の外国為替市場は、年間で最も流動性が低下する期間の一つです。この期間は、トレンド形成よりも、短期的な値動きや需給主導の動きが中心となります。

通貨ペア別の考察

USDJPY(米ドル/円)

想定レンジ
・高値圏を維持しつつも、上下に振れやすい展開が想定されます

注意点
・円高方向への突発的な動きが出やすいです
・年末のポジション調整による値動きに注意が必要です

EURUSD(ユーロ/米ドル)

想定レンジ
・比較的狭いレンジでの推移が中心になりやすいです

注意点
・欧州勢不在による流動性低下に注意が必要です
・一時的なブレイクは持続しにくいです

EURJPY(ユーロ/円)

想定レンジ
・上下に振れやすく、不安定なレンジ相場が想定されます

注意点
・ドル円とユーロドル双方の影響を受けやすいです
・短命なトレンドに注意が必要です

JPYGBP(円/英ポンド)

想定レンジ
・短期間で値幅が拡大しやすい展開が想定されます

注意点
・スプレッド拡大やレート飛びに注意が必要です
・年明け後の修正リスクを意識する必要があります

AUDJPY(豪ドル/円)

想定レンジ
・比較的落ち着いたレンジ相場が想定されます

注意点
・株式市場の動向が反映されにくいです
・材料不足による方向感欠如に注意が必要です

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5. 年明け初週(1/6以降)に再注目すべき通貨ペア

年明け初週は、市場参加者が本格的に戻り、年末年始の歪みが修正されやすい時期です。このタイミングでは、以下の通貨ペアに再注目する価値があります。

USDJPY

年末年始に発生した一時的な円高・円安が修正されやすく、年初のテーマを反映した動きが出やすいです。金利差や金融政策見通しが再び意識されやすくなります。

EURUSD

欧米勢が市場に復帰することで、ユーロ圏と米国の金融政策スタンスの差が改めて意識されます。年末のレンジをどちらに抜けるかが注目点です。

AUDJPY

リスク選好度が回復する場合、株式市場と連動した動きが出やすくなります。年初の中国関連ニュースや商品市況も注目材料になります。

EURJPY

クロス円全体の方向感を測る上で重要な通貨ペアです。ドル円主導の動きが続くか、それとも独自の動きになるかを見極める必要があります。

まとめ

2024-2025年の外国為替市場は、金融政策を軸とした長期テーマの中で、方向感に乏しい相場が続きました。2025年末は、前年よりも落ち着いた環境が想定される一方、年末年始特有の流動性低下による突発的な値動きには注意が必要です。

年末年始は無理に方向を決めにいく局面ではなく、年明け初週以降の本格的なトレンド形成に備える期間と位置付けることが重要です。2026年初は、USDJPYを中心に、主要通貨ペアの動きが再び注目される展開が想定されます。

参考になる外部リンク(外国為替市場)

・Investing.com(https://www.investing.com
 主要通貨ペアのリアルタイムレート、経済指標、中央銀行動向を網羅的に確認できます。年末年始の薄商い時期でもテクニカル水準や市場センチメントの把握に役立ちます。

・TradingView(https://www.tradingview.com
 為替チャートの分析に定評があり、年末年始のレンジ相場やブレイクポイントの確認に適しています。世界中のトレーダーのアイデアも参考になります。

・日本銀行(https://www.boj.or.jp
 日本の金融政策、金融市場調節方針、声明文を公式情報として確認できます。円相場を考察する上で欠かせない一次情報源です。

・米連邦準備制度理事会(FRB)(https://www.federalreserve.gov
 米国の金融政策、FOMC声明、経済見通しを確認できます。USDJPYやEURUSDの中長期的な方向性を考える際の基礎資料になります。

・欧州中央銀行(ECB)(https://www.ecb.europa.eu
 ユーロ圏の金融政策や声明を公式に確認できます。EURUSD、EURJPYの背景理解に有用です。

・Bank of England(https://www.bankofengland.co.uk
 英国の金融政策や経済見通しを確認できます。ポンド関連通貨ペア(JPYGBPなど)の分析に役立ちます。

・Australian Bureau of Statistics(https://www.abs.gov.au
 豪州の経済統計を確認できます。AUDJPYを考察する際の基礎データとして活用できます。

・財務省(外国為替平衡操作関連)(https://www.mof.go.jp
 為替介入や為替政策に関する公式発表を確認できます。急変動時の背景整理に有用です。

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2025年12月27日 | 2026年1月13日