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フラクショナルCO2レーザーの治療対象
今回のモニターは下のような方です。日頃から顔肌に対するケアはせず、ニキビが非常にできやすい生活を送っており、ニキビを自分でつぶしてできたニキビ跡が頬や鼻に多数存在している方です。
年齢 | 30代半ば |
性別 | 男性 |
肌質 | 混合肌(皮脂量が多く水分量が少ない) |
日頃のケア | 全くしない |
ニキビ | 非常にできやすい |
肌の状態 | 毛穴が目立っている状態 ニキビを自分でつぶして、できたニキビ跡が大多数 |
肌質は混合肌で乾燥しがちですが、目立つ毛穴からは皮脂が多く出るので、夏の暑い日などは洗顔しても顔はすぐにテカリを発しています。肌の美しさはお世辞にも言いとは言えない状態、ケアも怠っているので治療をせずに自然に治癒するような状態にはありません。
フラクショナルCO2レーザーによるニキビ跡治療【治療前】
ニキビ跡の治療に利用するフラクショナルCO2レーザーの、改善効果の度合いは今回、頬と鼻の部分で見ていきたいと思います。モニターの方には額の部分にもニキビ跡がありましたが、頬や鼻のニキビ跡の方が目立ちやすいのでこの2か所に絞ります。
あまり光を加えて見栄えをよくしてしまうと、ニキビ跡が周囲の明るさと同化して消えたように見えてしまいます。経過レポートに使用する画像には明るさは加えず、自然の光でシャッターに移りこんだ露光量のみで表示しています。
比較が難しくなるような、明るさがあまりにも異なるものについては、双方の中間の明るさに調整しています。
ニキビ跡の頬部分の肌【治療前】
頬の全体に、ニキビ跡による穴が多数あり、中にはクレータータイプの穴もあります。

ニキビ跡の鼻部分【治療前】
鼻は、頬ほどの穴数はありませんが、1つ1つのクレータータイプの穴は頬より多少大きくなっています。

フラクショナルCO2レーザーによるニキビ跡治療【治療から2日目】
治療後の1日目である治療から2日目は、人によっては肌が赤い状態が続いています。写真ではあまり分かりませんが、少しだけ赤みを帯びた状態での撮影になっていました。フラクショナルCO2レーザーではなく、ダーマペンで治療をした場合は、更に赤みが続くようです。
ニキビ跡の頬部分の肌【治療から2日目】
さすがに、ニキビ跡の治療から2日目では前日のニキビ跡の治療前との違いは見た目ではあまりありません。

拡大してみてみると、フラクショナルCO2レーザーの照射部には黒い点々が所々にさぶたとなって表れています。手で触ってみるとザラザラした感触があります。このザラザラとした感触があると、化粧をするときはいつもの仕上がりにするには少し難しいかもしれません。

ニキビ跡の鼻部分【治療から2日目】
鼻についてもニキビ跡は前日との大きな違いがありません。鼻背から鼻根にかけて、フラクショナルCO2レーザーの跡が目立ちます。マスクをかけた場合は表面が露出しますが、接近しなければわかりにくいレベルです。

フラクショナルCO2レーザーによるニキビ跡治療【治療から3日目】
フラクショナルCO2レーザーの治療から3日目は、赤みを帯びていた顔も少しずつ引いてきます。
ニキビ跡の頬部分の肌【治療から3日目】
治療から3日目、手で頬を触るとザラザラとした感触はまだ残っています。見た目の違いは分かりません。

拡大してみると、かさぶたである黒い点々は、少しずつ落ちています。完全にはまだとれないようです。このかさぶたは無理に取らないでください。

ニキビ跡の鼻部分【治療から3日目】
鼻も治療前と大きな変化はありません。

フラクショナルCO2レーザーによるニキビ跡治療【治療から4日目】
ニキビ跡の頬部分の肌【治療から4日目】
頬はニキビ跡の治療の4日目ごろから、ほとんどかさぶたが取れはじめ、目立たなくなってきます。ニキビ跡自体にこれと言って気づく変化はありません。

フラクショナルCO2レーザーの照射部分のうち、顔のUラインのかさぶたはまだ残っています。頬や鼻の部分に比べて取れるのには時間がかかるようです。この部分は、マスクで覆って隠すことができるので、生活上はまだいいかもしれません。

ニキビ跡の鼻部分【治療から4日目】
鼻も頬と同様で、フラクショナルCO2レーザーの治療から4日目においては気づくレベルの変化はありません。

フラクショナルCO2レーザーによるニキビ跡治療【治療から5日目】
ニキビ跡の頬部分の肌【治療から5日目】
ニキビ跡治療から5日目になると、フラクショナルCO2レーザーの照射によってできたかさぶたは落ち切りました。手で触ってみても、ザラザラとした感触はありません。
ニキビ跡については治療前との違いはぱっと見た感じでは分かりません。小さい毛穴ほどのニキビ跡の陥没は目立たなくなっているように感じますが、しっかり見なければ分からないレベルです。

ニキビ跡の鼻部分【治療から5日目】
鼻もザラザラとした感触はなく、ニキビ跡の経過もあまり変わりがありません。

フラクショナルCO2レーザーによるニキビ跡治療【治療から6日目】
ニキビ跡の頬部分の肌【治療から6日目】
ニキビ跡の治療前からの大きな変化は治療から6日目でもあまり感じられない状態になっています。

ニキビ跡の鼻部分【治療から6日目】
鼻の部分も同様、ニキビ跡に大きな変化を見て取ることはできません。

フラクショナルCO2レーザーによるニキビ跡治療【治療から7日目】
ニキビ跡の頬部分の肌【治療から7日目】
ニキビ跡の治療から、7日目。治療後から1週間になります。さっと見たところではニキビ跡の変化についてはあまり感じられない状態です。

ニキビ跡の鼻部分【治療から7日目】
鼻の部分もさっと見たところではニキビ跡の変化についてはあまり感じられない状態です。

フラクショナルCO2レーザーによるニキビ跡治療の比較【治療前と8日目】
1日経過ごとの比較ではあまり分かりにくいところもあるので、治療前と1週間たった8日目とで比較してみます。
ニキビ跡治療の比較・左頬【治療前と8日目】
フラクショナルCO2レーザーを使用したニキビ跡治療により、治療前と治療後1週間での効果は、頬表面が滑らかになっているような見た目になっています。ニキビ跡自体が目に見えて気づくにはまだ小さい変化と言えます。

ニキビ跡治療の比較・右頬【治療前と8日目】
右頬はニキビ跡治療で、治療前と治療後1週間での効果は、こちらも頬表面が滑らかになっているような見た目になっています。同じようにニキビ跡も目に見えて気づくにはまだ小さい変化と言えます。
左頬もですが、頬表面が多少滑らかになることで、頬に現れる影が無くなっているため、治療前よりも肌の状態が改善されているように思えます。

ニキビ跡治療の比較・鼻【治療前と8日目】
鼻は、頬と異なりあまり筋肉を使わない個所で、動くことがあまりありません。一番目に見えるような変化としては、治療前と治療後1週間の比較サイズが多少異なりますが、治療後の方がニキビ跡が目立ちにくくなっているように思えます。

ニキビ跡治療の治療前と治療後1週間比較まとめ
治療してから1週間での改善は、ニキビ跡の改善よりも肌の表面の滑らかなへこみが減り、影が減った事が大きな効果になっています。肝心のニキビ跡の改善は大きな変化自体はありません。ただ、拡大して確認すると多少の凹凸部分が滑らかになっている箇所もあるようです。
経過日数と状態
経過日数 | 肌への変化 |
治療後当日 | 全体的な赤み、熱、傷に染みる感覚があります |
治療後1日目 | 全体的な赤み、傷に染みる感覚、ザラザラとした感触があります |
治療後2日目 | 全体的な赤み、ザラザラとした感触があります |
治療後3日目 | ザラザラとした感触があります |
治療後5日目 | ザラザラとした感触が無くなりつつ、通常通りに近くなります |
日々のケア
入浴 | 熱を帯びやすい入浴は当日は避け、シャワーのみにした方がいいようです。熱を帯びることで、顔の赤みが続きやすくなります |
洗顔 | 当日はかるくすすぐ程度で、翌日から洗顔した方がいいようです |
メイク | 当日は避け、翌日以降からした方がいいようです |
その他のケア | フラクショナルCO2レーザー治療を行う期間中は、日焼け止めクリームを使用して、過剰な焼けを避けた方がいいようです |
ニキビ跡の治療効果はすぐあらわれない!
つまりニキビ跡については、しっかり確認しなければ変化を感じ取ることができないという意味で、通常の日常生活における人とのコミュニケーションで相手が見て感じる顔の肌の状態は、治療前との大きな違いは無いように感じます。
しかし、肌の滑らかな状態はだいぶ異なって見えるため、治療前と治療後1週間の短い期間でも、肌は治療後の方が若く見えます。
きれいな肌を持っておきたい時期が決まったら早めに
ニキビ跡の修復や改善は、顔のトラブルにおいてもなかなか時間のかかるもので、様々な治療でも、見て取れる改善には時間がかかります。早くきれいな肌を手に入れたいと思うのであれば、早めに行動しましょう。
フラクショナルCO2レーザーによるニキビ跡の治療も、1回2回では目に見える効果を得られるかは人次第にはなりますが、わかりにくいことが多くなります。1ヶ月に1回の治療を、5~6回ほど行う事で治療効果を実感できるようです。
また、年齢によってターンオーバーのサイクルも異なるので、若いうちは早く効果が表れても、歳を重ねていくにつれ、その当人の若い時と比較すると効果の表れはもちろん遅くなってしまいます。
ニキビ跡のトラブルを改善したいと思うのであれば、手遅れになる前に早いうちに対処した方がいいでしょう。