年末の大掃除や、不要な家具などの処分時に分解して普通ごみとして出す方の味方、「電動のこぎり」を今回は取りあげてみました。材質が材木や薄い金属、プラスチックでできている場合に活躍する電動のこぎりですが近年非常に簡単に入手する事ができるようになっています。
粗大ごみは通常自治体に方式に従った処分方法でゴミに出すことになっています。ある自治体では、粗大ごみのチケットなどを購入して粗大ごみ回収の日にチケットを貼って出すといったようなルールに沿う必要があります。このチケットもごみの物量によってはそこそこの金額になりますので、家計が厳しい方にとっては頭痛の元かもしれません。
電動のこぎりを使用すると、タンスや棚など大型の家具も簡単に切断する事ができるため、比較的簡単に処分する事ができますのでおすすめです。また、価格も近年入手しやすい金額になっているので大量の家具の処分に困っている方にはよりおすすめです。
そんな電動のこぎりですが、どのように選んだらいいのでしょうか。自分に合ったものを選ぶためのポイントを見ていきましょう。
どっちがいい?コード有りとコード無し給電方法から見る選び方

インパクトドライバーやザンダーなどと同様、電動のこぎりにも給電方法から主に2つのタイプがあります。それぞれのメリットとデメリットをみていきましょう。
コード有りのタイプ
コード有りの電動のこぎりのメリットは、やはりその出力と、電池切れの心配がない事です。電源ケーブルを通して給電するため、作業中の電池切れを心配せずに集中して取り組めます。電力が減り、トルクが落ちる事がないので連続した長時間の作業に向いています。
逆にコード有りのタイプが苦手とするのは、 給電設備(コンセントなど) がないときは使用する事ができない点です。 給電設備が無ければ、ノコギリの役割を果たすことができません。
また、給電設備があっても作業ができる範囲はコードの長さに左右されます。あまり給電設備から離れた場所での作業ができないのも難点になります。特に、切断するような作業は屋内よりも屋外ですることが多い方もいるでしょうが、外で作業するには延長コードなどを使用して作業可能な範囲を拡大する必要があります。
コード無しのタイプ
電源ケーブルではなく充電池などで稼働するコード無しタイプの電動のこぎりの大きなメリットは、作業する場所を選ばない点です。特に出先や屋外など給電設備が限られているような場所での作業に強みを発揮します。また、コードレスなため、作業時の細かな動きを取りやすく、扱いが容易なためフットワークの軽い作業にも向いています。
デメリットとしては、やはり充電池の容量に作業時間が左右される点です。替えの充電池を交互に充電しながら継続して作業ができれば一番いかもしれませんが、それは給電設備がある場合にできることです。また、フルトルクでの使用時間が長いと、充電池の残量の減りも早くなりますので残量を気にしながら作業するのは不安材料になりかねません。
切断したいモノから見る選び方
電動のこぎりには、ブレードという刃がついたのこぎりの刃の部分が本体と別でついています。このブレードの長さを超えるものは、切断するときに苦労します。また、ブレードが前後に動く幅のことをストローク幅と言いますが、このストローク幅が短いものよりも、長いものの方が、厚みのあるものをカットするとき容易になります。
家庭で使用する電動のこぎりとしてのスペックはどれぐらいのものが妥当かみてみましょう。
ストローク幅
13~23mmのストローク幅があれば、家庭で使用するには十分でしょう。それよりも大きい幅のものでも構いませんが、これぐらいのストローク幅の方が価格的にも落ち着いています。
ストローク数
2000~3300 / 分 のストローク数があれば、上記と同様に家庭で使用するには十分です。ストローク数も多くなると価格がお手ごろとは言えなくなってしまうので、これぐらいがちょうどいいでしょう。ストローク数は、「 2000 min-1 」といったような表記になっています。これは1分間のストロークが2000回という意味になります。
刃の替えやすさ、形状も大切な比較ポイント

刃の替えやすさ
一つのブレードで作業するのにも限度があります。切断するものの強度や質によって、ブレードの持ちが変わります。また、はの鋭利さが減るほど切断にかかる作業時間も変わるため、適度にブレードは交換する必要があります。ブレードの交換が容易にできると、電動のこぎりの使用をしたことが無いビギナーでも戸惑う事がありません。ブレードの交換方法もチェックしておけば交換時に安心・安全です。
ブレードの刃の形状
ブレードの刃が細かいと、切り口は滑らかでつるっとしたサラサラな断面になりますが、粗い刃は断面がザラザラとしたでこぼこな切り口になります。ごみとして処分するならどちらでも気にならないかもしれません。また、刃が粗いと振動が大きくなりやすくなります。
ただし、刃の形状については、替えが効くので比較するときは形状よりもブレードの替えやすさや、交換するブレードの価格帯などをチェックしておくと良いでしょう。
おすすめの電動のこぎり
VOLTAGA 電動のこぎり レシプロソー 充電式コードレス 無段変速 VOL-9519
給電方式 | バッテリー |
ストローク幅 | 23mm |
ストローク数 | 3000 min-1 |
価格(2021/12/15) | 9,078円 |
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最もおすすめできる電動のこぎりとしてランクインしたのは、VOLTAGAの電動のこぎり VOL-9519です。圧倒的な高評価でほかの電動のこぎりを抑えて首位を勝ち取りました。
コードレスタイプで、小回りの利く取り扱いやすさは、男性でも女性でも、高齢の方でも無理なく使用する事ができます。また、充電式ながらも2000mAhの充電池のおかげで長時間の作業も可能になりました。また本体の重量も2Kgにも満たないので持つ手の疲労感も蓄積しにくい優良な製品です。
髙儀(Takagi) MAN 電気のこぎり AC100V DN-100
給電方式 | 電源コード |
ストローク幅 | 18mm |
ストローク数 | 2200 min-1 |
価格(2021/12/15) | 5,594円 |
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電源コードによるパワフルなトルクと軽い本体重量で取り回しが比較的容易な髙儀(Takagi) MAN 電気のこぎり AC100V DN-100が時点でランクインしました。また非常に入手しやすい価格が家計にも嬉しいポイントです。
年末の大掃除家具処分におすすめなアイテム電動のこぎり
ベッドやタンスは、家具の性質上大型のものが多く、処分するのが大変ですが、電動のこぎりがあれば処分が幾分楽になります。細かく切断していけば移動も容易ですからゴミ捨て場までもっていくのにも腰を痛めませんね。一家に一台あってもいいのではないでしょうか。
切断時には、くずがたくさん出るため、掃除機も用意しておいてくださいね。
電動のこぎりはパワーがあるため取扱いには十分注意して作業しましょう。年末の大忙しの時期にけがをしてしまっては、残念な正月を迎えてしまします。